サガフロンティアの特徴

サガフロンティアとは

サガフロンティアは1997年7月11日に、スクウェア・エニックス(当時はスクウェア)から発売されたRPGです。サガシリーズのひとつであり、本作は7作目にあたります。2021年4月15日にリマスター版が発売され、主人公の追加など新要素が実装されました。

4つの種族

サガフロンティアのプレイヤーキャラクターは4つの種族があり、それぞれ、成長の方法が異なります。いずれの種族の成長方法も特徴的で、通常のRPGのように経験値をためてレベルアップする方式とは大きく異なります。種族の特徴は以下の通り。

ヒューマン:
ステータスの成長は戦闘終了後にランダムで行われます。敵の強さによって、成長できる限界が異なります。ロマンシングサガシリーズに近い成長システムです。
戦闘中に剣や体術で攻撃すると、一定の確率で技を閃くことがあります。強い敵と戦うと閃く確率が高くなりますが、キャラクターによって不得意な技があり、極端に閃く確率が低くなります。
戦闘中に銃で攻撃すると、戦闘終了後に一定の確率で銃技を習得することがあります。
術も同様に戦闘終了後に習得することがありますが、資質を持つ術に限られます。術の資質は特定のイベントで身に着けることが可能です。

メカ:
装備した武器、防具、アイテムによって自身のステータスを強化することができます。サガ2秘宝伝説のメカに近い成長システムである。複数の体防具を一度に装備できるので、非常に高い防御力を得ることができます。
メカ系の敵を倒したあと、敵からプログラム収集することで、敵のプログラムを入手したり、新たなプログラムを自己開発することができます。プログラムを習得することにより、剣技や重火器の技を使用することができるようになります。

モンスター:
倒した敵モンスターや敵妖魔から能力を吸収することができます。吸収した能力により、新たなモンスターに変身することができます。変身のシステムは複雑で、使いこなすのが難しい種族ですが、システムを理解していれば、序盤から強いモンスターになれます。かなり玄人向けの種族と言えるでしょう。
HPが高いほど、強いモンスターになりやすくなります。HPは変身したモンスターで決まりますが、吸収済み能力の種類が多いとベースのHPが底上げされます。

妖魔:
HPやWP,JPといったステータスはヒューマン同様に戦闘終了後に成長しますが、それ以外のステータスは、敵モンスターを妖魔武具に吸収させることで成長させることになります。
上昇するステータスの値は、吸収したモンスターによって異なります。またモンスターを吸収した妖魔武具は、吸収したモンスターに応じた技を使うことができます。
一定のHPと能力値を超えると、戦闘終了後に新たな妖魔武具を入手することができます。妖魔武具は全部で3つあり、キャラクターによって初期状態で取得している妖魔武具の数は異なります。

例外的に、妖魔とヒューマンの両方を備えた「半妖」という種族も存在します。

HPとLP

他のRPGと異なり、HPは戦闘終了後のたびに全回復します。
HPがゼロになると戦闘不能になり、LPがひとつ減ります。HPゼロの戦闘不能状態でさらに攻撃を受けると、そのたびにLPが減っていきます。他のRPGと異なり蘇生用のスキルは存在せず、通常のHP回復スキルで復帰することができます。
LPがゼロになると、戦闘不能状態から復帰することはできなくなります。また、主人公のLPがゼロになるとゲームオーバーです。
LPは宿屋(またはそれに準じた施設)に泊まることで回復することができます。また、戦闘パーティーの外に置いておくと戦闘に勝利するたびに少しずつ回復していきます。(例えば、LPを回復したいキャラクターを第二パーティーに置いておいて、第一パーティーで戦闘し続けると、少しずつ回復することができます)

連携

味方同士の攻撃が続くと、連続して攻撃を行う「連携」が発動することがあります。連携が発動すると敵の防御力を無視してダメージを与えることができるため、大きなダメージを叩き出すこともあります。

連携の時に出てくる技名も、連携した技を繋げたものになるので、ユニークな名前の連携を作るのも楽しみの一つとなっています。

連携で繋がる技は技ごとに決まっており、技が持つ「瞬間ステータス」というもので繋げられる技、繋げられない技が決まります。