瞬間ステータス

調査:リュート16たーぼさん

 

瞬間ステータス一覧

瞬間ST・受付ST解明方法

.はじめに

まず初めに、「瞬間ステータスとは何か?」、「その瞬間ステータスと連携の関係は?」ということを解説したいと思います。裏解体真書にも載っている基本的な事柄ですので、すでに知っている方はこの項は読み飛ばしてください。

瞬間ステータスとは?

 瞬間ステータス(以下、瞬間ST)とは、技術ごとに設定されている、「敵を瞬間的にどのような状態にするか」という特性で、具体的には以下の8種類があります。

瞬間停止 ダウン 完全停止 移動 高温 低温 くらみ 雪

例えば、スマッシュは敵を瞬間的に停止させるから「瞬間STに瞬間停止を持っている」ということになり、炎のくちづけは敵を移動させるから「瞬間STに移動を持っている」ということになります。
技術の見た目から、その技術がどんな瞬間STを持っているのかはある程度予想することができますが、見た目だけで正確に決定することは不可能です
また、それぞれの技術が持っている瞬間STは1つだけというわけではなく、多くの技術が複数の瞬間STを持っています(例えば、ライジングノヴァの瞬間STは「瞬間停止」と「移動」の2つです)。

注:「瞬間停止」と「ダウン」と「完全停止」は、総称して『停止タイプ』と呼ばれています。また、「雪」については裏解体真書には載っておらず、私が勝手にそう呼んでいるだけですが、詳しいことは後述します。

●瞬間ステータスと連携の関係は?

各技術には、「どの瞬間STを持つ技術が直前の行動になった時に連携が成立するか」という要素が設定されています。その要素は受付ステータス(以下、受付ST)と呼ばれています。受付ステータスもそれぞれの技術に複数個設定されています。

例えば、切り返しの受付STは「ダウン」と「高温」ですから、瞬間STにダウンまたは高温(両方でも可)が含まれている技術○○○から切り返しが連携して「○○○返し」となることが可能です。逆に、瞬間STにダウンも高温も持っていない技術XXXから切り返しが連携して「XXX返し」となることは絶対にありません

つまり、瞬間STが「鍵」で、受付STが「鍵穴」のようなものです。1つ1つの技術は複数の「鍵」と複数の「鍵穴」を持っていて、前技術の持っている「鍵」の内どれかひとつが、後技術の、いずれかの「鍵穴」に合えば、扉は開いて連携が成立します。

なお、各技術に設定されている瞬間ST・受付STは、このように連携可否の判定に使われるだけで、他の要素に対して一切影響を与えないものと考えています。

 

.各瞬間ステータスの特徴について

各瞬間ステータスの特徴を解説したいと思います。別に読まなくても支障はありませんので、「そんなのいいから、さっさと各技術がどんな瞬間ST・受付STを持っているのかを見せろ」という方は「全技術の瞬間ステータス・受付ステータス」をご覧下さい(笑)。

 

「停止タイプ」について

瞬間停止、ダウン、完全停止の3つは「停止タイプ」に分類されますが、この停止タイプにはある特徴があります。それは以下の2つの特徴です。

特徴1
「瞬間STに『ダウン』を持っている技術は、瞬間STに『瞬間停止』を必ず持っていて、瞬間STに『完全停止』を持っている技術は、瞬間STに『瞬間停止』と『ダウン』を必ず両方持っている」

特徴2
「全ての技術は、受付STに停止タイプのものを2つ以上持っていることはない。」

特徴1については、スマッシュ、なぎ払い、巻き打ちを例に挙げるとすると、この3つの技の瞬間STは、

スマッシュ・・・瞬間停止
なぎ払い・・・・瞬間停止、ダウン
巻き打ち・・・・瞬間停止、ダウン、完全停止

となっています。

ここで、完全停止>ダウン>瞬間停止の順に「敵を停止させる度合い」が強いものと考え、「瞬間停止、ダウン、完全停止はそれぞれ敵を弱停止、中停止、強停止させる」とすると、特徴1は、

「敵を中停止(ダウン)させるということは、それと同時に弱停止(瞬間停止)もさせるということであり、敵を強停止(完全停止)させるということは、それと同時に中停止(ダウン)・弱停止(瞬間停止)させるということである」

と言い換えることもできます。さらに言いますと、ある技術の受付STが瞬間停止の場合は、直前の技術が敵を『瞬間的に』停止させるだけで連携が成立する、ということですから、もちろん、直前の技術が敵を『完全に』停止させても連携が成立するわけです(直前の技術が完全停止を持っていると同時に瞬間停止を持っている)。

逆に、ある技術の受付STが完全停止の場合は、直前の技術が敵を『完全に』停止させなければ連携が成立しない、ということですから、直前の技術が敵を『瞬間的に』停止させるだけでは連携は成立しない、ということになります。

ただし特徴1には、全技術中にたった4つだけ例外が存在します。それは、「月影の太刀」、「風雪即意付け」、「超風」、「カオスストリーム」の4つです。これらの技術は瞬間STに、完全停止は持っているのに瞬間停止とダウンを持っていなかったり、完全停止とダウンは持っているけど瞬間停止は持っていなかったりします。

 

「くらみ」について

 くらみを瞬間STにもっている技術は「月影の太刀」と「ファイナルストライク」のたった2つだけです。それ以外の全ての技術は持っていません(裏解体真書にはライトボールとヒーロー技がくらみを持っていると書かれていますが、これは間違いと思われます)。

 なお、「ファイナルストライク」の瞬間STはかなり特殊で、全ての瞬間STを持っているものと思われます。少なくとも、受付STを持っていないものを除く全ての技術は、確実にファイナルストライクから繋がるはずです。よって、くらみは「月影の太刀」固有の瞬間STと考えても良いでしょう。

 

「雪」について

 繰り返しますが、「雪」は、裏解体真書には載っていない第8の瞬間STで、私が勝手に名づけました。

 雪を瞬間STにもっている技術は「風雪即意付け」と「ファイナルストライク」のみです。それ以外の全ての技術は持っていません。このことについてはくらみと同じようなものですが、雪はくらみよりもさらに特殊性を持っています。

どういう事かというと、雪を受付STにもっている技術は「月影の太刀」だけなのです。つまり、「雪」という瞬間STを考慮に入れるのは、「風雪太刀」と「ファイナル太刀」の繋がりを考えるときだけでよいということです。

憶測になりますが、この「雪」は乱れ雪月花用に作られた特殊な瞬間STなのでしょう。

 

3.「連携しやすさ」について

各技術は、持っている瞬間STの数が多いほど、連携しやすいと言うことができます。ですが、受付STについては、ただ単に数が多い方が連携しやすい、と言い切ることができない部分があります。

それというのも、各瞬間STは「それを瞬間STとして持っている技術の数」に明らかに違いがあるからです。具体的には、特殊なくらみと雪を除けば、だいたい、

瞬間停止>ダウン>完全停止>移動>高温≒低温

のような感じの順に多くなっていて、特に、「瞬間停止」を瞬間STに持っている技術はものすごく多いです。持っていない技術のほうが珍しいぐらいで、持っていない技術は全技術のうちにたった13個しかありません(瞬間STを全く持っていないものは除く)。

それに引き換え、高温と低温を瞬間STに持っている技術はかなり少ないです。銃技、体術、ヒーロー技には高温または低温を持っているものが1つもないぐらいです。

以上のことから、受付STが「完全停止、移動、高温、低温」であるよりも、「瞬間停止のみ」である方が連携しやすいということができるでしょう。

 

4.全技術の瞬間ステータス・受付ステータス

以下に全技術の瞬間ST・受付STの表を示します。ただし、上に述べられている事実や、リンク先の表は、私の立てた、いくつかの(根拠のある)仮定が正しいとして解明したものです。全技術の全組合わせを調査したものではありません。よって、ひょっとすると間違っている可能性もあることにはあります(私はその可能性は低いと考えていますが・・・)。

ですから、もし下の表にそぐわない現象が確認されたら教えていただきたいです。その現象が、私の仮定に潜んだ間違いを正す突破口になるカモ・・・・?

逆に言えば、そのような現象が発見されない限り、このレポートに書かれていることは「正しい事実」であり続けることになります。

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