瞬間ST・受付ST解明方法

レポート:リュート16たーぼさん

 

瞬間ステータス一覧

瞬間ステータス解説

瞬間ステータス調査生データ

. はじめに

 以下の文章は、「瞬間ステータス・受付ステータスの調査結果」に書かれている事実や表を、私がどのような調査データやそれに対する考察から知りえたのか、ということが述べられたものです。

基本的には結果のレポートだけを見て、利用してくださればそれでよいのですが、やはり根拠は書かなければならないので書きます。まあ、興味がおありの方だけ読んでください。

 

 2.八兵さんの解読結果

 「サガフロ掲示板」の過去ログ29に、16番目のスライムさんの連携調査結果(No.114の記事)と、それに対する八兵さんの瞬間ステータス(以下、瞬間ST)と受付ステータス(以下、受付ST)の解読結果(No.203の記事)があります。とりあえずそれらを読むことから話を始めたいと思います。

 まあ、読めば分かるので、内容は分かっているものとして省略しますが、とりあえず「分かる人はこれだけ見れば分かる」という八兵さんの解読結果の表だけを、一部修正して載せておきます。

注1:修正箇所は、「1連携目にある月影の太刀と風雪即意付けの行」です。私が最終的に得た結果を元に修正してあります。

注2:とりあえずは、乱れ雪月花専用と思われる、風雪→月影と繋がるときに使われる瞬間ステータスは「雪」と呼ぶことにします。また、ひとまずは月影→三花仙はくらみで繋がっているものとします。 

                                           
1


  なぎ 切り 巻き 諸手 二刀 スマ 飛燕 稲妻 柳枝 デッ 無拍 清流 月影 三花 キッ サミ スラ 爆砕 あび  
スマッシ × × × × × × × × × × × × × × × 瞬間停止
なぎ払い × × × × × × × × × × 瞬間停止 ダウン
巻き打ち × × × × × 瞬間停止 ダウン 完全停止
稲妻突き × × × 瞬間停止 ダウン 完全停止 移動
濁流剣 × × × × 瞬間停止 ダウン 移動
ライジン × × × × × × 瞬間停止 移動
月影の太 × × × × × × 完全停止 低温 くらみ
風雪即意 × × × ダウン 完全停止 高温 雪
インプロ × × × × × × × 瞬間停止 高温
冷気 × × × × × × × × × 瞬間停止 低温
プラズマ × × × × 瞬間停止 ダウン 完全停止 低温

  

3.「炎のくちづけ」と「水撃」の発見

 上の表を見たら分かるように、月影の太刀、風雪即意付けという特殊な技以外では全て瞬間STに「瞬間停止」を持ってしまっています。この「瞬間停止」は、はっきり言ってものすごく邪魔です。なぜなら受付STに「瞬間停止」を持つ技術が、他にどんな受付STを持っているのかが分からなくなっているからです(八兵さんは月影と風雪の繋がりからそのあたりを推測しようとなさっていますが、やはり不確定さが残ってしまっています)。

しかし、これは逆を言えば、「受付STに『瞬間停止』を持つ技術」に繋がらない技術があれば、その技術は「移動のみ」とか「高温のみ」とかいう瞬間STである可能性がある、ということになります。

「瞬間STが『移動のみ』とか『高温のみ』とかである技術」は何が良いのでしょうか?そのような技術があれば、その技術(1連携目)との繋がりを調べれば、2連携目の技術が受付STに『移動』や『高温』を持っているかどうかがたちどころに分かるのです。

しかし、16番目のスライムさんが調べた範囲(全剣技、体術、銃技)ではそのような技はないようです(月影と風雪はかなり特殊なので除外)。ですがここで、「サガフロ掲示板」に追加の報告がありました。それは、

炎のくちづけは、ライジングノヴァに近いのですが、清流剣とスライディングへ繋がらないので、移動タイプのみ、みたいですね。
清流剣と違って、短勁は炎のくちづけから繋げられるので、違うタイプの受付の発見にもつながりました。

 というものです。
さらに、takさんという方のホームページに載ってあるデータから、「水撃銃→スライディングが繋がらない。」ということが分かりました。

これらがどういうことなのかを具体的に示したいと思います。とりあえずキーとなるのは「受付STに瞬間停止を持っている技術」なのですから、表にある受付側(2連携目)をより細かく分類します。

まずは「受付STに瞬間停止を持っていない技術」について、表に書いてある代表的な技術のみをピックアップして、

なぎ払い、切り返し、二刀十字斬、スマッシュ、飛燕剣、柳枝の剣、デッドエンド、無拍子、キック、サミング、爆砕鉄拳

これらを「受付A組」と呼ぶことにします。

そして、「受付STに瞬間停止を持っている技術」については、16番目のスライムさんが調べた範囲の全ての技術について調べるものとします。表に書いてある「巻き打ち」とか「稲妻突き」とかは他にも同じ受付を示した技術を1つにまとめて書いてあるので、これらを、「炎のくちづけ」、「水撃」、「月影の太刀」、「風雪即意付け」(1連携目)に対して示した反応に即して分類し直すものとしますと、

 巻き打ち系=巻き打ち、ローリングクレイドル、十字砲火、跳弾
(16番目のスライムさんの分類)


巻き打ち系=巻き打ち、十字砲火、跳弾
ローリン系=ローリングクレイドル

(新しく分類し直したもの)

稲妻突き系=稲妻突き、天地二段

そのまま

 清流剣系=清流剣、短勁

清流剣系=清流剣
短勁系=短勁

スライディング系=スライディング、金剛神掌、どつきまわす

スライディング系=スライディング、どつきまわす
金剛神掌系=金剛神掌

 これらをまとめて「受付B組」と呼ぶことにします。
さて、これらの受付A組とB組に対する、「炎のくちづけ」、「水撃」、「月影の太刀」、「風雪即意付け」(1連携目)の反応は、

 

A組→ なぎ 切り 諸手 二刀 スマ 飛燕 柳枝 デッ 無拍 キッ サミ 爆砕 あび
炎のくちづけ × × × ×
水撃(銃) ×

 

  巻き ロー 稲妻 清流 短勁 スラ 金剛
炎のくちづけ × × ×
水撃(銃) ×
月影の太刀 × × ×
風雪即位付け × × × ×

A組に対する炎のくちづけの繋がりと、八兵さんの解読結果の表(1番初めの表)を見比べてみると、確かにライジングと同じ繋がりであることが分かります。そして、受付に瞬間停止を持っているB組に対して、炎のくちづけは繋がらないことがあるのですから、次の仮定を立てることができます。

仮定1
「炎のくちづけの瞬間STは移動のみ」

この仮定には、現時点ではまだ、「くらみも持っている可能性がある」という不安要素があるのですが、その不安要素は後に否定されることになります。現時点ではとりあえず「仮定1は正しい」として話を進めていきます。

 次に気になるのは「水撃」です。A組、B組に対して、繋がらないものは切り返しとスライディング系だけです。私はここで、ある2つの予想を立てました。

予想1
「水撃の瞬間STは移動と低温」

予想2
「スライディング系の受付STは瞬間停止のみ」

予想1,2は共に否定できる要素は何ひとつありません

 予想1については、水撃が切り返し(受付=ダウン、高温)に繋がらないことから、瞬間STにダウンと高温は確実にない、ということが分かりますし、瞬間停止がないということは、完全停止も持っていない(月影と風雪が例外となる理論です)ことが考えられます。くらみについては持っているかどうかが判断できないことから、これはあくまで「予想」となってしまうのですが、技のイメージからも「瞬間STにくらみはなく、移動と低温である」と考えた方がしっくりきます。

 予想2については、スライディング系には炎のくちづけ、水撃、月影、風雪のいずれもが繋がらないことから、受付STに移動、くらみ、雪はもっていないことはほぼ確実ですし、また風雪はダウン、完全停止、高温を瞬間STに持っていると考えられるので、それらも受付に持っていないと予想できます。残るは低温ですが、これは予想1が正しければ(水撃が瞬間STに低温を持っていれば)、スライディング系は受付に持っていないことになります。

 ちなみに、仮定1のもとで次の事実が成り立ちます。

月影と風雪は瞬間STに移動を持っていない。

 これは、受付B組の金剛神掌に対する繋がりを見ればすぐに分かります。炎のくちづけ→金剛が繋がるのですから、金剛は受付STに移動を持っています。よって、月影→金剛と風雪→金剛が繋がらないことから、月影と風雪は瞬間STに移動を持っていないことが分かります。

  

4.○○○→スライディングの調査

 さて、今まで色々仮説だの予想だのを立ててきましたが、現時点では確証を得られるものはほとんどなく、不確定要素ばかりが山のようにあります。しかし、確証がないからといって何もしないのでは何も始まりません。

そこで、とりあえず予想2が正しいと信じ、全ての技術に対して「○○○→スライディング」が繋がるかどうかを調べてみましたところ、繋がらない技術は全技術(瞬間STがないと思われるものを除く)のうちにたった13個しかありませんでした。それらは以下の13個です。

月影の太刀、風雪即意付け、水撃(全4種)、超風、カオスストリーム、ヒートウェイヴ、強風、バトルソング、怒りの鉄拳、炎のくちづけ

これらの技術はスライディングに繋がらないのですから、少なくとも瞬間STに瞬間停止は持っていないことは確かなのですが、問題は、これらの技術の中に瞬間STが「○○のみ」の技術があるかどうかです。そこで、これらの技術について、前と同様に受付A組、B組に対する繋がりを調べてみたところ、

  • 水撃は、モンスター能力も憑依能力も装備固有能力(深海の輝石)も、全て以前に調べた水撃銃と同じ繋がりを示した。

  • 超風、カオスストリームは、繋がる技術があまりに多かった(スライディング系以外は全てに繋がった)ので、「○○のみ」ではないようだ。

  • ヒートウェイヴも、繋がる技術がかなり多かった。どうも、移動+高温っぽい。

  • 強風は水撃銃と全く同じ繋がりを示した(これも低温+移動?)。

  • バトルソングと怒りの鉄拳は同じ繋がりを示し、A組に対しては火炎と同じ繋がりも示した。つまり、これらは「高温のみ」らしいことが分かった!

・・・というような結果になりました。よって、炎のくちづけと同様に、次の仮定を立てます。

 仮定2
「バトルソングと怒りの鉄拳の瞬間STは高温のみ」

 この仮定にも、やはり現時点ではまだ、「くらみも持っている可能性がある」という不安要素があるのですが、炎のくちづけと同様に、その不安要素は後に否定されることになります。 

 ちなみに、バトルソングと怒りの鉄拳のB組に対する繋がりは風雪と全く一緒になりました。このことは風雪が瞬間STに高温を持っていることを暗に示しているとも考えられます(なぜなら、「受付STに高温を持っている→風雪から繋がる」となっているのですから)。

また、仮定2のもとでは次の事実が成り立ちます。

月影は瞬間STに高温を持っていない。

 これは、受付B組の稲妻突きに対する繋がりを見ればすぐに分かります。バトルソング→稲妻突きが繋がるのですから、稲妻突きは受付STに高温を持っています。よって、月影→稲妻が繋がらないことから、月影は瞬間STに高温を持っていないことが分かります。

 それと、バトルソングと対になると予想されたサッドソングは残念ながらスライディングに繋がり、16番目のスライムさんの調査における冷気と同じ繋がりになったので、サッドソングの瞬間STは瞬間停止+低温らしいことが分かりました(一応、低温のみである、という可能性もあったのですが、すごく低そうでした)。

  

5.受付ステータス調査

 「○○○→スライディング調査」でも、瞬間STが低温のみ、くらみのみ、である技術を発見することができませんでしたが、移動のみ、高温のみはあることは分かったので、これらを元に全ての技術の受付STを「不完全でもいいから」という心持ちで調べてみることにしました。

瞬間ステータス調査生データ

その調査の生データが、 上記のファイル「combo_st.lzh」を解凍すると生成される「受付ST調査(生データ).xls」(エクセルのファイル)です。とりあえず、このファイルの見方を説明します。 

各技術の受付ステータスを調べるために使用した技術(1連携目)と、それらが持っていると「当初」予想されていた瞬間ST 

スマッシュ・・・・瞬間停止
なぎ払い・・・・・瞬間停止、ダウン
巻き打ち・・・・・瞬間停止、ダウン、完全停止
炎のくちづけ・・・移動 (くらみ?)
バトルソング・・・高温 (くらみ?)
サッドソング・・・瞬間停止、低温 (低温のみ?)
月影の太刀・・・・完全停止、低温、くらみ
風雪即意付け・・・ダウン、完全停止、高温 (くらみ?)
強風・・・・・・・移動? 低温? くらみ? (移動+低温であって欲しい)

一番上の行に書かれているのが、上記の「受付STを調べるために使用した技術」(1連携目)で、一番左の列に書かれているのが、「受付STを調べたい技術」(2連携目)です。連携が繋がった場合は「1」、繋がらなかった場合は「0」と表記してあります。

各シートの名前は、「受付STを調べたい技術」の系統です(剣技とか、体術など)。かなり略されていますが、まあ分かるでしょう。ちなみに、並び順は裏解体真書のP125〜129を参考にしています。

最後のほうのシートに「裏」というものがありますが、これは「裏解体真書の誤りチェック」の略で、裏解体真書P125〜129では、受付STがないものとして表記されている(ハイフンで示されている)技術について、それらに本当に受付STがないのかをチェックしたものです。ただし全体攻撃やカウンター技は除外しています。また、「裏モン」のシートは、「裏」のモンスター能力だけを集めたものです(「裏」の方にはモンスター能力以外があります)。

一番最後のシート「全」は、タイムツイスターの裏技を使って、全体攻撃の受付STを調べたものです。

 

6.「月影の死人ゴケ」

 さて、「受付ST調査」の途中、私は今回の調査の中で最も重要と思われる連携を発見しました。「受付ST調査(生データ).xls」の「モン4」のシートの「死人ゴケ」の行をご覧ください。

・・・・そう、月影の太刀だけが、死人ゴケに繋がったのです(2回ほど念入りに確認しました)。

これが示すことは何か?・・・死人ゴケの受付STがくらみのみだということです。 

スマッシュが繋がらないから瞬間停止はなく、なぎ払いが繋がらないからダウンはなく、巻き打ちが繋がらないから完全停止はなく、炎のくちづけが繋がらないから移動はなく、バトルソングが繋がらないから高温はなく、サッドソングが繋がらないから低温はなく、風雪即意付けが繋がらないから雪はないことは確実なのです。

死人ゴケの受付STがくらみのみだと、一体何が良いのか?

・・・・第一に、炎のくちづけ、バトルソング、風雪即意付け、強風などの、「受付STの決定に使用した技術」の瞬間STにくらみがないということが確定できます。これは大きな前進といえます。というのも、実はそれまでは、「くらみの不確定さ」が受付STにかなりあいまいな部分を与えてしまっていたからです。

・・・・第二に、瞬間STにくらみを持っている技術をすぐに見つけ出すことができます。これによって、もし瞬間STが「瞬間停止+くらみ」とかいう技術が見つかれば、受付STにくらみを持っているかどうかの判定がもっと正確に行えます。

  

7.疑惑?

 さて、死人ゴケの受付STがくらみだけだということが分かったので、急遽、月影の太刀以外にはどの技術が瞬間STにくらみを持っているのかを調べるために、「○○○→死人ゴケ」の調査を全技術に対して行ってみました。

 ・・・その結果はなんと、「○○○→死人ゴケ」が繋がったのは、月影の太刀とファイナルストライクだけで、その他のいかなる技術も繋がらなかったのです。

  ここで、ファイナルストライクについて説明しておきますと、ファイナルストライクは全ての瞬間STを持っているものと考えられます。月影の太刀にだろうと、三花仙にだろうと、問答無用で繋がります。takさんのデータを見る限りでは、受付STを何かしら持っている技術には必ず繋がっています注:ファイナルストライクは受付STを一つも持っていない技術には繋がりません。生データの「裏」のシートを見れば分かります。よって、「ファイナルストライクは瞬間STに関係なく、例外的な処理をされて繋がっている」というわけではありません)。

つまり、ファイナルストライクが瞬間STにくらみを持っていても、各技術の受付STの解明にはほとんど何の役にも立たないということです。

 これで、「瞬間停止+くらみのようなものがあれば・・・・」という希望は脆くも崩れ去ったわけですが、それと同時に、ちょっとした疑惑が浮かび上がってきました。それは、

 疑惑1
「実は月影の太刀にも風雪即位付けと同じように、乱れ雪月花用に作られた「」とでもいうような瞬間STがあり、その「月」を受付STに持つ技術が三花仙だけになる予定が、設定ミスで死人ゴケもその「月」を受付STに持ってしまったのではないか?」

 ・・・・・というものでした。このような疑惑1を持ってしまった理由としては、裏解体真書の「くらみタイプを持っているのは月影の太刀、ライトボール、ヒーロー技など」という記述が挙げられます。

 しかし、後で分かるように、「雪」に関しては設定ミスと思われるようなことは全く発見されず(もし疑惑1が正しいのなら、雪のほうにも何かしらおかしい部分が確認されてもよいのですが・・・)、また、無伴奏ソナタも死人ゴケと全く同じ受付を示しました(生データ参照)。

(さらに、後に、「受付STが移動+高温+くらみのあびせ蹴り」及び「受付STがくらみの三花仙」と全技術との繋がりを調べる調査もしてみましたが、その結果も、疑惑1に対して否定的でした。詳細は省略しますが、「瞬間ST調査(生データ).xls」に生データが載っているので、興味のある方はそれを見て、考えてみてもよいかもしれません)

よって、疑惑1はどうやら正しくなさそうで、裏解体は間違っているようです。ですから、

 仮定3
「ライトボール、ヒーロー技は裏解体真書の誤記で、くらみを瞬間STに持っているのは、月影の太刀とファイナルストライクのみ」(すなわち、月影→死人ゴケはくらみで繋がっている)

 という仮定のもとで話を進めることにします。 

 これからこの仮定3のもとで各技術の瞬間STを特定していくのですが、まあ疑惑1は、なにか理屈に合わない現象が確認されたときのための修正案の1つとしてでも、置いておけばいいでしょう。

  

8.「雪」について

 :「そもそも『雪』という瞬間STは存在するのか?」という疑問もありました。裏解体真書にも載っていませんし、「風雪→月影は、瞬間STによらない、乱れ雪月花用の特別な処理で繋がっているのではないか」と少し思いました。しかし、前述のように「ファイナルストライク→○○○はキチンとした瞬間STの原理に基づいて繋がっていて、ファイナルストライクは瞬間STに雪を持っている、と考えられる」ことから、その疑問は否定され、やはり「雪」という瞬間STが存在することになります。)

 ここで、「全技術についての、○○○→月影の太刀が繋がるか、すなわち瞬間STに雪を持っているか」調査(「瞬間ST調査(生データ).xls」で行っています)の結果を示しますと、

 瞬間STに雪を持っている技術は、風雪即意付けとファイナルストライクのみ

 でしたから、やはり瞬間ST「雪」は、乱れ雪月花専用の瞬間STと考えるのが妥当でしょう。従って、次のような仮定を置くことができます。

 仮定4
「受付STに雪を持っている技術は、月影の太刀のみ」

 実際、「受付ST調査(生データ).xls」を見ても、仮定4が間違っていると判断できるデータは一切ありません(風雪の繋がりはすべて、ダウン、完全停止、高温のいずれかで繋がっていると解釈することができます。)

 

9.仮定3と仮定4より分かること

 ここで、仮定3と仮定4が正しいと考えたときに、「受付ST調査(生データ).xls」で使用した調査用の技術の瞬間STがどのようになるかを下に書きますと、

スマッシュ・・・・瞬間停止
なぎ払い・・・・・瞬間停止、ダウン
巻き打ち・・・・・瞬間停止、ダウン、完全停止
炎のくちづけ・・・移動
バトルソング・・・高温
サッドソング・・・瞬間停止、低温
月影の太刀・・・・(完全停止、低温、)くらみ
風雪即意付け・・・(ダウン)、完全停止、高温、雪
強風・・・・・・・移動、低温

 スマッシュ、なぎ払い、巻き打ちは初めからこうだという前提を置いているのでこれでいいとして、炎のくちづけとバトルソングは、死人ゴケに繋がらないことからくらみがないことは確実ですので、仮定1と仮定2を出すに至った議論から、これでほぼ間違いはないでしょう。

 次に、強風については、サッドソングの瞬間STが瞬間停止+低温か、または低温のみであることを考慮に入れておくと、「スライディング」「爪」、「バルカン」、「デッドリーパウダー」、「死人ゴケ」に繋がらない(受付STの生データを参照)ことから、瞬間停止、ダウン、完全停止、高温、くらみを持っていないことが分かり、また、「ゴーストタッチ」に繋がることから移動を持っていることが分かり、そして、柳枝の剣につながることから、低温を持っていることが分かるので、予想2で予想したとおり、瞬間STは移動+低温となります。

 サッドソングについては、「低温のみかもしれない」という疑いもありましたが、強風が移動+低温だと分かると、その疑いは否定できます。カギは「スライディングへの繋がり」です。強風はスライディングに繋がらないので、スライディングは移動と低温の受付STを持っていません。よって、サッドソング→スライディングが繋がることから、サッドソングは瞬間STに瞬間停止を持っている、ということになるからです(ダウン、完全停止、移動、高温を持っていないことは、強風と同様に、生データをじっと見ていればすぐに分かります)

 月影の太刀と風雪即意付けの瞬間STは、他の調査用技術よりも、少しだけ確実性が劣ることに注意してください。

 風雪即意付けについては、他の調査用技術と違い、仮定4が正しい、という条件が必要です。そうでないと、風雪からの繋がりがすべて雪によるものだという考え方もできてしまうからです(しかしそう考えるのはすごく不自然です。)

まず、「スライディング」に繋がらないことから瞬間停止を持っておらず、「ダガージョウ」に繋がらないことから移動と低温を持っていないことが分かります。くらみについては言うまでも無いでしょう。また、「バルカン」と「デッドリーパウダー」に繋がることから高温と完全停止を持っていることは明らかです。あとはダウンですが、これは現時点では少しだけ判断しかねますので、確定は後回しにします

  また、月影の太刀の完全停止と低温については、どうしても「持っていそうだ」という推測の域を出ません。というのも、くらみの瞬間STを持っているのが事実上月影の太刀だけ(ファイナルストライクはアテにならない)なので、月影からの繋がりがすべてくらみによるものだという判断もできることにはできてしまうからです。

ですが、完全停止または低温の受付STを持っていると判断できる技術に対しては、必ず月影の太刀が繋がります。1つの例外もなく、です。しかも、完全停止または低温の受付STを持っていると判断できる技術は決して数が少ないわけではありません。これらのことは、受付ST調査の生データを見れば分かります。

  

10.瞬間ステータス調査に使用する技術の選定

 さて、そろそろ全技術の瞬間STを調べていくわけですが、まずは、「瞬間STにくらみまたは雪を持っている一部の例外技術」を除く全技術だけを対象に、瞬間STを調べます。

ここで言う「一部の例外技術」とは、月影、風雪、ファイナルストライクの3つのことです。これらについてはとりあえず考えないことにします。

 今対象にしている技術に関しては、瞬間STを完全に決定することがわりと簡単にできます。基本的な考え方は単純で、「受付STが『くらみと雪以外は』○○のみの技術」に対する繋がりを調べて、繋がれば○○を瞬間STに持っていて、繋がらなければ○○は瞬間STに持っていない、と判定するだけです。

ここで、注意して欲しいのは、『くらみと雪以外は』の部分です。今対象にしている技術は「くらみと雪を瞬間STに持っていない」のですから、繋がりを調べるその調査用技術の受付STに、○○の他にくらみや雪があるかどうかは全く考えなくて良いのです。そのため、以下に挙げるその調査用の技術の受付STには、(実際持っているかどうかはともかくとして)ひとまずはくらみと雪はないものとします。

 では、「受付ST調査(生データ).xls」から選定した調査用の技術とその受付STを示します。

スライディング・・・・・瞬間停止 (ダウン、完全停止)
爪・・・・・・・・・・・ダウン  (完全停止)
バルカン・・・・・・・・完全停止のみ
ゴーストタッチ・・・・・移動のみ
胞子・・・・・・・・・・高温のみ
ローリングクレイドル・・瞬間停止と低温 (ダウン、完全停止)
太陽光線・・・・・・・・完全停止と低温
柳枝の剣・・・・・・・・高温と低温
 

括弧内の受付STは持っているかどうかがまだ判断できないものですが、次の「11.超風とカオスストリーム」の項で、持っていないことが明らかになります。また、低温については、低温のみを受付STに持った技術が存在しないので、柳枝の剣と太陽光線とローリングクレイドルを用いて(実質的には柳枝の剣と太陽光線のどちらかを使うだけで十分です)決定します。

なお、上記の受付STは、例え仮定4が正しくなくても、そうであることが言えます

 

11.超風とカオスストリーム

 上に挙げた技術(2連携目)と、超風とカオスストリーム(1連携目)の繋がりを示します。

  スラ バル ゴー 胞子 ロー 太陽 柳枝
超風 × ×
カオスストリーム ×

  まず、超風は瞬間STに瞬間停止とダウンを持っておらず、完全停止と移動と高温を持っていることがすぐに分かります(スライディングと爪とバルカンとゴーストタッチと胞子より)。そして、それによって、スライディングと爪は受付STに完全停止を持っていないことが分かります。

 次にカオスストリームの方を見ると、瞬間STに瞬間停止を持っておらず、ダウンと完全停止と移動と高温を持っていることが分かります(爪との繋がりと爪の受付STがダウンのみだということに注目)。それにより、スライディングは受付STにダウンを持っていないことが分かります

 また、超風とカオスストリームの瞬間STについて、まだ低温を持っているかが分かっていませんが、これは仮定4が正しいとすることにより分かります。

「9.仮定3と仮定4より分かること」で述べたように、仮定4が正しければ、風雪即意付けは瞬間STに確実に完全停止を持っていることになりますから、風雪→ローリングクレイドルが繋がらないことからローリングクレイドルは受付STに完全停止を持っていないことが分かります。

さらに、爪の受付STはダウンのみだということが分かっていますから、風雪→爪が繋がることから風雪は瞬間STにダウンを持っているということになります。よって、ローリングクレイドルは受付STにダウンも持っていません

従って、ローリングクレイドルの受付STは瞬間停止+低温だから、超風とカオスストリームは、ローリングクレイドルと繋がることから、瞬間STに低温を持っていることが分かります。

 まとめると、超風とカオスストリームの瞬間STは、

超風・・・・完全停止、移動、高温、低温
カオスストリーム・・・・ダウン、完全停止、移動、高温、低温

  

12.瞬間ステータス調査

 さて、もう一度、瞬間STの調査用技術とその受付STを書きますと、

スライディング・・・・・瞬間停止のみ
爪・・・・・・・・・・・ダウンのみ
バルカン・・・・・・・・完全停止のみ
ゴーストタッチ・・・・・移動のみ
胞子・・・・・・・・・・高温のみ
太陽光線・・・・・・・・完全停止と低温
柳枝の剣・・・・・・・・高温と低温

今回は、ローリングクレイドルは省いてあります。というのも、ローリングクレイドルが必要なのは、超風とカオスストリームの低温について調べるときだけで、その他の技術については、実は、柳枝の剣と太陽光線だけで低温を持っているかどうかの判定をすることができたからです。

したがって、仮定4が正しくても正しくなくても、超風とカオスストリーム以外の技術の瞬間STは完全に解明できます(仮定4が正しいとして求めたのは、ローリングクレイドルの受付STだけだからです)。

そこで早速これらの技術を使って各技術の瞬間STを特定しました。その生データであるファイル「瞬間ST調査(生データ).xls」の説明をします。

 

低温の判定法

  1. 瞬間STに高温を持っていない(=胞子が繋がらない)場合
    →柳枝の剣(受付=高温+低温)に繋がるかどうかで低温を持っているかどうかを判定する。

  2. .に当てはまらず(=胞子に繋がる)、瞬間STに完全停止を持っていない(=バルカンに繋がらない)場合
    →太陽光線(受付=完全停止+低温)に繋がるかどうかで低温を持っているかどうかを判定する。

  3. 1.2.共に当てはまらない場合
    →このような技術は、超風とカオスストリームを除いて存在しなかった(つまり、高温と完全停止を同時にもっている技術はなかった)。

後は基本的に「受付ST調査(生データ).xls」と同様ですが、1連携目と2連携目の縦横が「受付ST調査(生データ).xls」とは逆になっています。一番上の行に書かれているのが、上記の「瞬間STを調べるために使用した技術」(2連携目)で、一番左の列に書かれているのが、「瞬間STを調べたい技術」(1連携目)です。

  

13.例外技術の瞬間ステータスの決定

 次は、「一部の例外技術」としていた「風雪即意付け」、「月影の太刀」、「ファイナルストライク」の瞬間STについて考えてみます。

 ●風雪即意付け
 「9.仮定3と仮定4より分かること」と「11.超風とカオスストリーム」に述べられていることをまとめると、風雪即意付けの瞬間STは、ダウン、完全停止、高温、雪となります。

そして、逆にこう考えることによって、「受付ST調査(生データ).xls」に書かれている、すべての技術に対する「風雪→○○○」の繋がりに説明がつくので、仮定4がより正しいらしいということが分かります

 ●月影の太刀
 前にも述べましたが、受付STに完全停止または低温を持っている技術には必ず月影の太刀は繋がります。ですが、くらみを瞬間STに持っているのが月影の太刀だけである以上(ファイナルストライクは別にして)、瞬間STに完全停止と低温を持っているかどうかの判断は確実にはできません。

しかし、もし月影の太刀の瞬間STがくらみのみだとすると、くらみを受付STに持つ技術が多くなり過ぎるので、表記の簡略化のために、結果のレポートの方では、月影の太刀の瞬間STは完全停止+低温+くらみであるとしています(こう考えても何の問題も生じません)。

ちなみに、瞬間停止、ダウン、移動、高温、雪を受付STに持っている技術に月影の太刀が繋がらないことがありますから、月影の太刀は、これらを瞬間STに持っていないことは確実です。

 ●ファイナルストライク
 ファイナルストライクは、「スライディング」、「爪」、「バルカン」、「ゴーストタッチ」、「胞子」、「三花仙」、「月影の太刀」に繋がりますから、瞬間停止、ダウン、完全停止、移動、高温、くらみ、雪を瞬間STに持っています。ですが、受付STが低温のみである技術が存在しないので、低温を持っているかどうかの判定は不可能です。

判定が不可能だということは、逆に言えば、どちらが正しいと考えても全く問題がないということなので、結果のレポートの方ではファイナルストライクは瞬間STに低温を持っているということにしました。

こうした方が、「何か1つでも受付STを持っている技術には繋がる」ということがよりダイレクトに分かるからです。

  

14.受付ステータスの解明・・・の前に

 全技術の瞬間ステータスの解明は終わりましたが、まだ受付ST調査のほうが中途半端のままだったので、受付STの解明方法もまとめておきたいと思います。

  ですがその前に、ある仮定をおきます。

 仮定5
「全ての技術は受付STに停止タイプは2つ以上持っていない」

 この仮定5は、「こう考えても全く支障はない」ものであり、「否定できるデータが全くもってない」ものです。

ですが、確実にそうだと断定することはちょっとできません。断定することのできない原因は、瞬間STが全て解明されることで確かめられた「停止タイプの持つ特徴」によるものです。その特徴とは、

 停止タイプの特徴
「瞬間STに『ダウン』を持っている技術は、瞬間STに『瞬間停止』を必ず持っていて、瞬間STに『完全停止』を持っている技術は、瞬間STに『瞬間停止』と『ダウン』を必ず両方持っている」

これは、八兵さんもおっしゃっている、「停止タイプの3種類は、停止の度合いを示しており、停止させるほど多くの技につながるようです」ということです。

 この特徴に対して例外なのは、「月影の太刀」、「風雪即意付け」、「超風」、「カオスストリーム」だけなのですが、これらの例外以外の技術では、上記の特徴のために、受付に瞬間停止を持っている技術がダウンや完全停止も受付に持っているか、または受付にダウンを持っている技術が完全停止も受付に持っているかどうかが判定できないのです。

瞬間STがダウンのみ、もしくは完全停止のみの例外技術があれば調べられるのですが、残念ながらそのような技術はありません。

 ですが、月影の太刀、風雪即意付け、超風、カオスストリームでその判定ができる技術もあります(例えば、超風と、「ダウンを受付に確実に持っていて、移動、高温、低温を受付に持っていない技術」との繋がりを調べると、その技術が受け付けに完全停止を持っているかどうかが確かめられます)。

  「受付ST調査(生データ).xls」を見ると、「受付にダウンを確実に持っている(スマッシュが☓でなぎ払いが○の)技術」または「受付に瞬間停止を確実に持っている(スマッシュが○の)技術」は合計121個で、そのうち「例外技術を使って仮定5に合致すると判定できた技術」は63個、「判定ができなくて、仮定5に合致するかどうかが不明な技術」は58個、「仮定5に合致しないと判定される技術」は0個でした(ただし、月影の太刀は完全停止を持っているものとして数えました)。

121個中63個が仮定5に当てはまり、当てはまらないものが一つも見つけることができなかったことから、どうやら仮定5は正しそうです。

 よって、結果レポートでは、仮定5は正しいものとして書きました。何度も言いますが、正しいと考えてもなんら不都合は生じないはずです。

  

15.受付ステータスの解明

  さて、受付STの解明といっても、すでに「受付ST調査(生データ).xls」でデータは取ってあり、受付の調査用技術である「スマッシュ」〜「強風」の瞬間STはすでに分かっているので、あとは、全技術については確実には決定できない「低温」と「くらみ」の受付STをどう解釈するかを決めるだけです。

 一体どういうことかを具体的に書きます。すでに、受付の調査用技術の瞬間STは次のように判明しています。

スマッシュ・・・・瞬間停止
なぎ払い・・・・・瞬間停止、ダウン
巻き打ち・・・・・瞬間停止、ダウン、完全停止
炎のくちづけ・・・移動
バトルソング・・・高温
サッドソング・・・瞬間停止、低温
月影の太刀・・・・完全停止、低温、くらみ
風雪即意付け・・・ダウン、完全停止、高温、雪
強風・・・・・・・移動、低温

 まず、仮定4より、「雪」を受付STに持っているのは月影の太刀だけです。そして、仮定5があるので、「スマッシュ」、「なぎ払い」、「巻き打ち」との繋がりから、受付STに「瞬間停止」、「ダウン」、「完全停止」のうちのどれがあるのか(またはどれもないか)が完全に解明できます。また、「炎のくちづけ」、「バトルソング」との繋がりから、それぞれ受付STに「移動」、「高温」があるかどうかが完全に解明できます

 残るは受付STに「低温」、「くらみ」があるかどうかですが、これらについては、全技術について完全に判明、というわけにはいきません。瞬間STが「低温のみ」、または「くらみのみ」という技術が存在しないからです。

ちなみに、「くらみ」については、「月影の太刀の瞬間STがくらみのみ」と考えることも一応できるのですが、やはり、「完全停止または低温を受付STに持っている技術には必ず月影の太刀が繋がる」という極めて特異な事実があるので、そう考えるのはあまりにも不自然です(まあ、生データの方を眺めてもらえればそのように感じてもらえることでしょう)。

よって、ここでも、「月影の太刀の瞬間STは完全停止、低温、くらみ」であるものとして考えます。

 

「低温」について

 低温を瞬間STに持っている技術は、以下の3タイプに分けることができます。

タイプA・・・瞬間STに、低温と同時に瞬間停止も持っている。(タイプB、タイプC以外のすべての技術が該当)
タイプB・・・瞬間STに、瞬間停止は持っていないが、低温と同時に移動も持っている。(水撃、超風、カオスストリーム、強風の4つが該当)
タイプC・・・瞬間STが完全停止+低温+くらみの月影の太刀

 要するに、「ほとんどが瞬間停止+低温+α(タイプA)で、それ以外は移動+低温+α(タイプB)と月影の太刀(タイプC)しかない」ということです。

ここで、受付STを決定することが目的の場合、「瞬間STが少ない」技術との繋がりを調べるのが基本となりますから、タイプAとしては瞬間停止+低温の「サッドソング」、タイプBとしては移動+低温の「強風」、タイプCとしては完全停止+低温+くらみの「月影の太刀」の3つの技術との繋がりを調べれば、「受付STに低温を持っているかどうか」の判断は可能な限りできます。

逆に言えば、これら3つの技術以外で低温を持っている技術との繋がりを調べても、「受付STに低温を持っているかどうか」の判断においては役に立ちません。

 以下では、各技術の受付STにおけるいくつかのパターンと、それぞれのパターンについて、そのパターンに当てはまる技術は、受付STに「低温」及び「くらみ」を持っているかが決定できるか、決定できない場合は結果のレポートではどのように表記したか、などを示します。

 まずは、主に低温の判定について、

(パターン1)受付STに瞬間停止または移動を持っていない場合

 瞬間停止を持っていない場合はサッドソング(瞬間停止+低温)から繋がるかどうかで受付STに低温を持っているかどうかを決定することができます。移動を持っていない場合は強風(移動+低温)で低温を持っているかどうかを決定できます。

(パターン2)受付STに瞬間停止と移動を両方持っている場合

 このパターンは、さらに2つのパターンに分けることができます。すなわち、「月影から繋がる場合」と「月影から繋がらない場合」です。

 前者の場合は、月影が繋がっているのが、低温によるものなのか、くらみによるものなのか、またはその両方によるものなのかが判断できません。よって、低温とくらみに関する受付STとしては、(低温)or(くらみ)or(低温+くらみ)のいずれかということになりますが、逆に言えばそのどれでも良いので、結果のレポートでは、(くらみ)を採用しました。(実際、結果レポの方にこの部分の記述がないと困るのは月影との繋がりを考えるときだけですから)

 後者の場合は、月影は瞬間STに低温を持っている、としているのですから、受付STに低温はない、と決定できます。

上記のことより、受付に低温を持っているかどうかが判断できないのは、「パターン2の前者」の場合だけで、それ以外の場合では、受付に低温を持っているかは完全に決定できることが分かります。

 では次にくらみの判定について、

(パターン3)月影の太刀から繋がらない場合

 この場合は、受付にくらみを持っていないことは明らかです。

(パターン4)月影の太刀から繋がる場合

 この場合は、さらに2つのパターンに分けられます。「完全停止または低温のいずれかを受付STに持っている場合」と、「完全停止と低温の両方を受付STに持っていない場合」です。(なお、この場合分けにおいては、前述の「パターン2の前者」の場合は両方から除外して考えるものとします。つまり、受付に低温を持っているかはすでに判断できているものとします。)

 前者の場合は、月影の太刀からその技術への繋がりがくらみによるものなのか、完全停止または低温によるものなのかが判断できません。要するに受付にくらみを持っているかどうかが判断できないのですが、別に受付にくらみがないとしても月影は繋がることになるので、結果のレポートの方では受付にくらみは持っていないものとして表記しました。

 後者の場合は、月影の太刀は完全停止、低温、くらみ以外の瞬間STは一切持っていないのですから、月影からその技術への繋がりは、確実にくらみによるものであることが分かります。よって、その技術は受付STにくらみを持っています

以上のような考え方で、全技術の受付STを全て解明できました(低温とくらみに関しては、表記の仕方に多少の自由度はありますが)。

  

16.最後に

 さて、これでよ〜〜〜〜やく全技術の瞬間ST・受付STを決定することができたわけですが、これらの結果はいくつかの推測や仮定のもとに得たものであり、全技術のあらゆる組み合わせを調べ上げたわけではないので、間違っている可能性もあることにあります。

しかし、今まで立ててきた、仮定1〜5には、全てにそれなりの根拠があるので、間違っている可能性は低いし、例え間違っていたとしても、あながち外れたものではない、と私は思います。

少なくとも、今回の調査で得たデータは、すべて今まで述べてきた仮定や理論で説明がつくことだけは確かです。

では、最後になりましたが、

 

☆すぺしゃるさんくす☆
16番目のスライムさん、八兵さん、takさん、Shadeさん

ありがとうございました(^^;

 

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