Romancing SaGaとは何なのか

 

まだ人間が、この世に生まれて間もないころ
悪しき三柱の兄弟神がおりました。

長兄のデス 弟のサルーイン 末妹のシェラハ
彼らは恐ろしいモンスターを率いて
神々の王エロールと人間達に戦いを挑みました

激しい戦いでした
デスとシェラハはエロールと神々の力に屈し最後には降参しました。
しかし、サルーインだけは戦いをやめませんでした。

エロールは、サルーインを封じ込めるため10種の力の宝石を作り
人間達の選んだ一人の英雄に与えました。

その戦士ミルザは見事に役目を果たしサルーインを封じました
彼も命を失いましたが、その名誉と物語は伝説として世に残りました


凝ったシステムで好評だったサガシリーズが「ロマンシングサガ」を名を変えて
そのハードをゲームボーイからスーパーファミコンに移しました。

「サガ」から「ロマンシングサガ」へとなったことによって
その世界観もファンタジー中心へと大きく変化、
デリンジャー、かくばくだんなど近代的な銃器は姿を消しました

前作で好評だった種族も、それ自体なくなりました
成長システムは、前作の人間のものに近く、
攻撃方法によって、対応するパラメーターが増加する形となっています
また、武器に熟練度が設定されており、これを上昇させることによって対応する技を覚えていきます。
術も使い込むと法力(JPのようなもの)が上昇し、使える回数も増えていきます
このように、成長方法はひとつになりましたが、どのように成長させるかの選択肢が広がり
より、個性的なキャラが作れるようになりました。

また、ロマンシングサガになってから「フリーシナリオシステム」が採用されました
このシステムは人によっては「何をしたらいいのか分からない」など
敬遠するプレイヤーも多く、サガシリーズを敷居の高いものにしましたが
そのぶん、コアな層には大いに支持され
マニアックなゲームという、サガシリーズのイメージを定着させました

システム、シナリオ共にこだわったこの作品は
サガシリーズ上、最高の自由度を持つと評価されています

 

キーワード

フリーシナリオシステム

ロマサガ1最大の売りがこのフリーシナリオシステムです
定まったストーリーを持たず、ストーリーの流れをプレイヤーに任せるという形式をとっています
これは、単にイベントの順番を自由に決められるだけではなく
非人道的な選択をしたり、イベントを一切せずラストダンジョンに行くなど
今までのRPGでは考えられなかった(今でも十分常識外れだが)ストーリーを作れてしまうのです
その自由度は今まで出てきたRPG中最高といっても良いでしょう
ロマサガ1では、戦闘回数によって「時間」の概念が確立されており
以前はプレイ可能だったイベントが、その形を変えたり、消滅してしまいます
これが、ゲーム内であたかも実際の時間が流れているような錯覚を起こさせます。
また、ロマサガ1の売りのひとつとして、イベントの豊富さが挙げられます
とにかく、1度や2度のプレイですべてのイベントを見るのは不可能と言って良いでしょう
開発者の河津氏自身も「3度目のプレイが一番面白くなる」
と攻略本「ロマサガ大辞典」で語っております。

アイスソード

上で述べましたが、ロマサガ1は自由度の高さで多いに優れており、
非人道的な選択ばかりしても、エンディングを見られます
普通のRPGでは非人道的な選択をすると、それなりの代償を払わねばならないのですが、
このロマサガでは、楽にアイテムが入手できたり
また、非人道的行為を繰り返さないと出来ないイベントもあります
この非人道的な例として、このアイスソードが挙げられます
このアイテムを手に入れるときの選択が3つありまして
「諦める」「持ち主を仲間に加える」「殺して奪い取る」
このうち3番目を選ぶと、冥府行きを命じられるのですが
ここへ行くと強力な防具が手に入るので、わざと鬼畜行為を行うプレイヤーは数多く存在します
ありきたりな勧善懲悪を大きく無視した、この展開に魅せられた人も少なくありません

レイディラック号

ロマサガ1は、その凝ったシステムのみならず
非常に楽しめるバグも魅力のひとつとなっております。
普通バグなどといったら、あってはならないものですが、
このロマサガのバグに関しては、面白いとの評判になっています。
「滝登り」「四天王消し」「グレイ二人」などロマサガには有用かつ愉快なバグが多いですが
その筆頭に挙げられるのは、なんと言っても「レイディバグ」において他ならないでしょう
「レイディラック号」を使って行うこのバグは、他ページの情報のため詳しくは説明しませんが
このバグを行うと、ランダムでさまざまな現象が起こり、中には
普通は入手できないアイテムを手に入れたり、仲間にできないキャラがパーティーに加わったりと
凄い現象も起き、試すたびに興味深い結果が出てきます
これは全てのゲームの中でも、トップクラスのバグと言えるでしょう。

このバグのやり方を知りたい方は、ここのリンクで行ける
「のりおすくりゅう」や「渡部シンイチのデジャヴ・ワールド」へ行くとよいでしょう

 


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